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　本実証は、スポーツ大会など観客が集まるイベントにおいて、衛生的なパーソナル移動を実現するため、また地方でのイベント会場までの坂道や距離などのアクセス難を解消することを目的に、超軽量電動パーソナルモビリティシェアによる実証実験が行われた。

　実証実験では、岐阜県恵那市笠置山の駐車場からスポーツイベント会場の笠置山モーターパークまでの上り坂800メートルを観戦に訪れた観客がシェアリング電動バイクを運転して会場を往復。延べ500人以上が利用した。

　本実証で使用された電動バイク”GOGO!”は、新型コロナウイルスが広がり始めた3月「電車、バスでの移動が怖い」「コロナ禍でも商店街の商品を気軽に届けたい」という地元住民の声を聞き、開発を開始。非接触移動、環境負荷低減、地域活性化などの社会課題を解決するために、レーシングテクノロジーを応用して開発。車体にはCFRPなどの素材を使用し、自転車並みの軽さを実現。家庭の電源でも充電可能なバッテリーは、車体から取り外し可能で、満充電での航続距離が30km以上走行可能。また、愛知県春日井市では、電動バイクとアプリケーションシステムを活用したデジタルモビリティサービス実証が2021年1月より開始される予定。